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【自主制作映画術】セット制作って実はコスパ最強⁈ 自主制作におけるロケ地事情

✔︎はじめに

はじめまして。From.Hの片山名緒子です。

 この記事を読んでくださっている方の中には、自主制作映画を作っていて撮影したい雰囲気は決まっているけどピンとくるロケ地が無く迷っている方、異世界の雰囲気を出したいけどどうしたら良いのかわからないと悩んでいる方もいるかと思います。

 私自身も無機質で正方形の実験室を舞台にしたいけどどこで撮影すれば良いのかわからずに困ったということがありました。実際その時どうしたのか。

ロケ地がないのであれば、作ってしまえばいいのです。

私は自分でセットを制作することにしました。

 なので今回はセットの作り方、大変だったこと、よかったことについて書いていこうと思います。           少しでも参考になれば幸いです。

✔︎セット制作をするきっかけ

まず、なぜセットを制作しようということになったのか。実は最初は軽い気持ちだったんです。

プロデューサーとどんな新作映画を作ろうかと話していたときに「脱出系のホラーにしたい。白い部屋に閉じ込められてて、実験室みたいな無機質な部屋にしたい。」このような話になりました。                        ただ問題はそのような白い部屋をどうやって準備するのかという点。

レンタルスペースはイメージ通りのものがあまりないし、撮影時間をかければかけるほどレンタル料がかかってくる。   ならいっそのことセット作るか!!!くらいのテンションでした。

✔︎セット制作の手順

いざセットを作ろうってなっても、何から取り掛かればいいのかわからないという方がほとんどだと思います。

  1. 作りたい雰囲気などを固める
  2. 作りたい雰囲気をもとに設計図を書く
  3. どんな材料が必要なのか書き出す
  4. ホームセンターに買いに行く
  5. 設計図をもとに組み立てる

セットを制作するためには上記のような5段階が必要だと思います。

1.作りたい雰囲気を固める

先日制作した作品『LIMIT』では白い無機質な実験室を表現したかったため、まずは白いツルツルとした質感にしようと決めました。次に撮影の際にどこから撮っても同じ画になるように正方形の部屋にしようということになりました。 

2.作りたい雰囲気をもとに設計図を書く

ここではどのくらいの大きさのものにするのか、どのように組み立てるのか、小道具はどこに配置するのかなどを考えます。

実際に右図のような設計図を書きました。

大きな部屋にポツンと置かれている人間、制限時間以内に脱出できるかというハラハラ感を表現したかったので縦横364 cmの大きさにし、顔を写したときにモニターが映る位置に配置しようと決めました。

このように自分が表現したいイメージを落とし込むように設計図を描いてみてください。

3.どんな材料が必要なのかを書き出す

設計図が描けたらどんな材料がいくつ必要なのかを書き出しましょう。                        (※私は以下のように色分けをしてみやすくして買い忘れや余分に買ってしまうのを防げるようにしました。 )

 4.ホームセンターに買いに行く

必要な木材を書き出したものを持ってホームセンターに行き、木材を購入しましょう。

実際にセットを組み立てているとどうしても足りない木材やパーツが出てくると思います。 なかなか計画通りにはいかないものですね。仕方ありません。なので、それはその都度購入していきましょう。

5.設計図をもとに組み立てる

材料の購入まで済んだら、あとは設計図をもとに組み立てるだけです。

“組み立てるだけ”とはいってもこの作業が肉体的には一番きついです。私たち は一週間半くらい毎日作業していました。  

 実際に組み立ててみると頭で考えていた設計通りにはできないことも出でくるかと思います。            

  自主制作映画であると実費である場合が多いと思いますが、自分の求めている雰囲気と予算で相談しながら臨機応変にどのようにすれば良いのかを考え、場合によって材料を買い足したりしましょう。

参考程度ですが、『LIMIT』では当初予算10万円で考えていましたが最終的には20万円ほどかかってしまいました。       

セット制作はお金がかかるものですので、無駄な出費を抑えるためには設計図を描く時点でしっかりと計画を立てることが重要になってきます。

このような過程を踏むことによってセットは出来上がります。

✔︎作ってよかったこと

セットを実際に作ってみて、もちろん大変なことはたくさんありましたが作ってよかったと思う点もたくさんありました。

セット制作をすれば自分の理想通りの舞台を作ることになるので、理想に近いような形で撮影できます。また時間に縛られずに撮影できます。都内でレンタルスペースを借りようと調べてみると1時間数万円かかるような場所などたくさんあります。実際に撮影をしたことがある方なら誰しも経験したことがあると思いますが、1.2時間撮影が押すことってよくありますよね。 制作経験が少ない方はなおさら香盤表通りに撮影することは難しいと思います。

このような場合に1時間押すと数万円かかるレンタルスペースって自主制作映画に向いているとは思えません。撮影時間が押さないにしても時間ないからという理由でより良い画を撮ることを諦めてしまうのも非常にもったいないと思います。

セット制作は初期投資は確かに高いですが、このようなことを考えると実はいい点がいっぱいあると思います。

✔︎最後に

どうだったでしょうか?ピンとくるロケ地が見つからないなど悩んでいた方の参考になってくれると嬉しいです。

最後に少し宣伝させてください。                                         先日Youtube上に公開された『LIMIT』みてくださったでしょうか?

目を覚ますと見覚えのない真っ白な部屋に閉じ込められている。果たして極限状態に追い込まれた主人公たちは、制限時間以内に部屋を脱出することはできるのか。

まだ見ていないよという方は、下のリンクから飛べるので見ていってくれると嬉しいです。

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