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【自主制作映画】作るのにどれくらい時間がかかるの?

一本の映画を撮るのに実際どのくらいの時間がかかるの? 

こんにちは、はじめまして。From.Hクリエイターの津川拓真です。 

僕は高校まで、もちろん映画は好きでしたが、映画制作とは無縁の生活でした。大学生になってFrom.Hの活動に参加し、本格的に映画制作に関わるようになりました。まだ映像制作を始めてまもなく経験も浅い僕が、映画制作に参加して一番感じたのは、”映画制作には、これほどにも時間がかかるのか”ということです。ということで、今回は一本の映画にどれくらいの時間がかかるのかということについて話していきたいと思います。


映画制作の事前準備については、Youtubeに【映画制作に手順】撮る前に必要なことという動画をアップしています。今回はその事前準備に加え、撮影や編集といった作業も総合して実際映画制作にはどれほどの時間がかかるのか話していきたいと思います。

大まかな映画制作の流れとしては、 

・完成までの動き

企画→脚本→ロケハン→キャスティング→絵コンテ→衣装・小道具の準備→日程決め→撮影→編集→カラグレ→映画完成 

・完成後の動き 

  • Youtubeにアップ?(ここは人による) 
  • コンペティションへの提出 
  • 広報 

                                       以上のような流れが考えられます。

今回は10分ほどの短編映画で考えていきましょう。その理由としては、これから映画を作ろうという人、映画制作の経験が乏しい人にとってはいきなり長編を作るよりも、短編制作の方がはるかに取り組みやすいからです。また、1本の映画を作ったという達成感を得られ、経験を積むのに適した時間であるからです。

現在、From.Hでは2分20秒の映画を作るという企画に取り組んでおり、すでに数作作っています。(詳細は公式Youtubeチャンネルにて)この企画に参加して感じたのは、短ければ短いほど作りやすいというわけではないということです。映画としては短いため、制作に要する時間は当然短くなります。ですが、2分や3分という短い時間で、1本の映画として何かテーマやメッセージを伝えるとなるととても難しい気がします。1本の映画の中で、登場人物の設定や、その人物の変化を盛り込むとなると、やはり8〜10分ほどかかってしまうのではないかと思います。ということで、今回は10分の映画を作るのにだいたいどのくらいの時間がかかるのか見ていきましょう!

✔︎企画 

まずは自分のアイデアを言語化します。映画にしたいアイデアから、まずはその映画で表現したいテーマを確立させます。そして、そこから登場人物の設定や背景等を決めていきます。脚本を書く際に、その映画のテーマが確立されていないと軸の通った映画にならず、行き詰まってしまいます。そのためにも、企画書という形ではなくても、必ずその映画のテーマや描きたいことは言語化をすることは大切です。

✔︎脚本 

作りたい映画のアイデアや、その映画のテーマ、軸が固まったらいよいよ脚本です。実際脚本を書くのにどれくらいの時間が必要かは人によると思うのですが、僕の場合は書くことが得意ではないので、かなり多くの時間を費やしています。今は新作の脚本を書いているのですが、これにはおおよそ時間にしてまる3日くらいは費やしたのかなと思います。書き終わるまでにまる3日という訳ではなく、どちらかというと一旦書き終えてからの推敲に時間がかかる感じです。チームのメンバーと脚本を共有し、意見を交わし、より良いものにしていく、このプロセスを繰り返すため脚本もそれなりに時間がかかってしまいます。この推敲の時間も踏まえて、10分ほどの作品なら3日~5日ほどは見積もっておくべきかなと思います。

✔︎キャスティング 

役を誰に演じてもらうか、これは映画を作っていく上でもとても大切なことです。すでに知り合いやサークルの仲間に演じてもらえることが決まっているなら時間はかかりません。ですが、一から募集するとなると時間はかかるでしょう。現在From.Hはシネマプランナーズで新作映画の『鳩麦壮』のキャストを募集していますが、申し込まれた方が多くオーデションに長い時間を費やしています。一から募集するなら、応募状況にもよりますが1~3週間は見ておくべきかなと思います。 

✔︎絵コンテ 

人やカメラをどのように配置し、撮影するかをまとめたものです。こちらは、脚本の段階である程度構図や絵が見えていたらそこまで時間はかからないのかなと感じます。1~2日でできるのではないでしょうか。

✔︎日程決め 

書いた絵コンテを元に、どのシーンのどのカットを、いつ撮り、機材は何を使うのか、整理することで、その後の撮影がとても計画的に行えます。撮影をスムーズに行うためにも、日程表は必ず作成しましょう。

✔︎撮影 

撮影は思っているよりもかなり多くの時間がかかります。僕が映画制作に参加して間もない頃は、こんなに時間をかけて撮影を行っても、実際のシーンで使われるのはここまで少しだけなのかと驚くばかりでした。例えば二人で会話しているシーンでは、AからBをとるショット、BからAをとるショット、そして二人とも映るカメラを引いたショットも必要かもしれません。そうすると、たった少しの短い会話でもその同じ会話を複数回撮らねばならず、膨大な時間がかかってしまいます。また、撮影は天候や環境条件にも影響されやすく、なかなか思い通りに進まないこともあります。例えば一般の通行人が多いようなロケ地では、通行人が映らないように配慮する必要があります。また、撮影するうちに時間が経ってしまって、同じシーンなのに空の明るさが異なるということも過去にありました。

以上に述べてきたことからもわかるように、撮影には多大な時間と労力が求められます。 

ですから、10分の撮影であっても最低1週間~2週間は必要なのかなと感じます。 

✔︎編集 

まずは撮影した映像と録音した音を合わせ、自分の絵コンテに書いた通りに映像をつなぎ荒編集をします。そこからエフェクトやBGM等細かい編集に移ります。編集は慣れていないと大変時間がかかります。そこまで経験がない方だと、10分の映像の編集に3日~5日ほど見ておいた方が良いのではないでしょうか。

✔︎カラーグレーディング 

こちらの作業は、撮影して編集した動画の色の調節をする作業です。映像に色味を調節することで、見る人に与える映像の質感を変えることもできます。必須の作業かと言われるとそうではありませんが、行う方がより映像がより綺麗で味のあるものになります。グレーディングはFinal CutやAdobe Primiere Proといった編集ソフトでも行えます。これらのソフトでは、細部の部分的なグレーディングは難しいでしょう。もし、細部にまでこだわるならDavinci Resolveをお勧めします。こちらも編集同様なかなか根気のいる作業となりますので、少なくとも2日〜4日ほどかかるのではないかと感じます。

今まで上げてきた工程を振り返って見ましょう。

  • 企画・脚本 1週間ほど
  • キャスティング 1〜3週間ほど(ある程度は脚本や他の作業と並行可能)
  • 絵コンテ・日程表作成 2日〜3日
  • 撮影 1〜2週間
  • 編集・カラーグレーディング 1〜2週間

これら上記の作業を合計すると1ヶ月から2ヶ月ほどはかかることがうかがえます。上述した通り、やはり映画作りには多大な時間と労力がかかります。いきなり作るのは不安、自信がないという方は、一度制作現場に参加してみてはいかがでしょうか? 大まかな流れを肌で感じることができるはずです。

もし映画制作に参加してみたいけど、どこの活動に参加すればいいかわからないという方は、ぜひ私たちFrom.Hの活動に参加してみてはいかがでしょうか? もし興味のある方は、公式Instagram公式TwitterにDMを送ってみてください!

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