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【映画制作における美術】世界観の作り方

こんにちは、小峯百代です。あっという間に8月半ばですね。

 映画『鳩麦荘』もあと数日でクランクインです。動画編集ばかりしてた私ですが、この映画では美術部長を務めています。ということで今日は、素人目線ではありますが

“自主制作映画における美術” について、話を進めていきたいと思います。

 まず自主制作映画で美術部をしていて一番感じたのは、『普通を作るのって難しい!』ということです。

 このブログを見てくださっている方は、おそらく映画に興味を持っている人が多いかと思います。では、みなさんが映画を観ている中で、美術(小道具やセットなど)に違和感を持ったことはありますか?大半の場合は、ないんじゃないでしょうか。けど、いざ一から自分たちで美術を考えるとなると、『普通』はなかなかに難しいことだと気づきます。 

 部屋の机の上って何置いてたっけ?とか、こういうシーンって鞄必要かな?とか。普段色々見ているつもりで、いざ考えてみると分からなくなることってありますよね。

 その場合は、単純ですが日常の生活の中でどんなモノが使われてるか改めて意識するのが大事かなと思います。これが重症化すると、外に出る度に「これ小道具に使えそう…」と考えるようになります。

 ただ、自分が経験したことのない(経験できない)設定や場所というのも必ずあります。学生だから、会社にどんな書類があるのかわからない。20代男性の家って何があるんだろう?とか。

 この場合は、想像力というより、何かしら根拠のあるものから情報を引っ張ってくるのが良いかと思います。というのも映画美術において、想像で作り上げた世界というよりかは実際にある世界を再現するという意味合いの方が近いからです。ネットで調べたり、同じようなシーンが出てくる映画をみたり。一番良いのは、生の声を聞くこと、可能ならば自分の目で実際に見てみることだと思います。両親だったり知り合いだったり、意外と身近な人から貴重な声を聞くことができたりもします。

 普通の状態を作り上げたら、そこからさらに個性を付け加えるという作業があります。前段で実際の世界を再現すると言いましたが、あくまでそれは基礎的な部分の話です。例えば、広告会社の内装を作るとして、広告会社固有の小物がわからないのは生の声を聞く、社訓の単語を決めるのは個性を付け加えるところという具合です。

 個性という部分、これは+αの部分ですがあるか無いかによって(大袈裟かもしれないけど)その映画の世界観が変わってくるものだと思います。全部に個性をつけるという訳ではなく、ちょっとしたものにその人らしさを出してあげるだけで映画の色合いが違ってきます。

 内装決めで、自分で調べると同時に想像をすること。個性を出す上で、その人の好きなものが何か考えたりだとか。脚本理解を深めたり、一つのことについて考えを巡らせるのは大変な作業だけど、映画を作る上で必要不可欠だと思います。映画美術含め、衣装や音楽、カメラや照明など、それぞれが合わさって映画の世界観が作られていきます。だからこそきちんと練って考えていく必要があります。

  • 普段から意識する、調べたり生の声を聞くなどして“普通”を作りあげる
  • 少しでも個性を加えることで世界観が変わってくる
  • イメージして、きちんと練って考えることの大切さ

まとめると、このようになります。

 美術に限らず、物事を順序よく進めていくためには、全体像をイメージすること、つまり計画性が大事になってきます。(…と高山監督が言ってました。)これについては近い内に監督がYouTubeで話してくれると思うので、そちらを楽しみにしていてください。

 最後まで読んで頂きありがとうございました。

 ではまた!

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